冬季になると、新潟県の中でも有数の積雪が多い地域になる「小千谷市」。
生活に苦労をもたらす大雪で報道もされますので、ご存知の方もおられると思います。
しかし雪は酒造りにおいて恩恵をもたらします。
新潟県産酒の多くは吟醸造りには欠かせない長期低温発酵で仕込まれます。
雪の季節になると低温で安定する発酵に適した気温となり、また降り積もる雪は天然の空気フィルターのごとく、大気の塵を吸着して雑菌の少ない環境をもたらします。
そんな酒造りに好条件の土地で良質なお酒を醸す「高の井酒造」
このお酒はその中でも取扱店、販売数量限定商品です。
お酒の名前は、田んぼの友と書いて「田友(でんゆう)」
酒米も全量地元「小千谷産」の新潟県最高の酒米「越淡麗」で造った思いのこもったお酒です。
(越淡麗は新潟県が約16年の歳月をかけて開発した酒米。鑑評会の入賞実績も多く吟醸造りに多く使用される高級酒用酒米。)
仕込み水も地元小千谷の西山山系の超軟水を使用。
また、田友は上槽後(新酒がしぼられた後)タンク貯蔵せずにそのまま瓶詰め、パストライザー火入れ(瓶燗火入れ)を1回のみ行い冷蔵貯蔵されます。そのため、生酒に近いようなフレッシュ感あるお酒に仕上がっています。
田友特別純米は、香りは穏やかで口に含むとほのかに感じる甘さと心地よい酸が調和して、程よい旨みと後味のキレのいいバランスのとれたやや辛口の味わい。
香りが穏やかなタイプなので、冷酒からお燗酒と幅広くお楽しみいただけるお酒です。